てこね寿司の由来

由来の写真1

カツオはご存じの通り、群れを作ってイワシ等を追って回遊している魚です。漁師の仕事はまず魚群の探索から始まります。
昔はもちろん魚群探知機などありませんから海鳥や鯨などの動きを見ながら、経験と読みで魚群を探します。
魚群に遭遇すると漁師達は竿を持って、船頭(リーダー)の合図を待ちます。

由来の写真2
「それ!」と言ったかどうかは知りませんが、船頭(リーダー)が合図すると一斉に竿が投げられます。
いよいよ魚との戦いが始まります。
魚群がいる限り、休憩時間などない果てしない労働が続きます。
とは言え重労働ですから、腹がへって力が出なくなってきます。

手早くご飯をかき込んですぐに仕事を続けたいところです。

現在のようにコンビニで弁当を買って持参というわけにはいきません。
手早く食べられてしかも美味しい食事、そういう漁師のニーズから生まれたのが、
「てこね寿司」です。
昔の漁師の超ファーストフードと言ったらいいでしょうか。
江戸前寿司や蕎麦も元々は江戸時代に屋台でファーストフードとして始まったものだそうです。
日本人は早く美味しいものを作る才能があるのかもしれません。
昔ファーストフード・コンテストがあったら「てこね寿司」はきっと優勝候補にあがったでしょう。
「早くおいしく」は現在の生活スタイルにもぴったりですね。
昔の人に感謝、感謝。